2025年も早いものながら既に2月に入りました。
皆さん、毎年1月頭に開催される世界最大級のテック系の祭典CESをご存じでしょうか。
CESとはネバダ州・ラスベガスにて開催される、世界中のイノベイターやテクノロジーが集まるイベントで、今年度は1/7~1/10で開催されました。そのCESに今回、筆者一スタッフとして動いており、そのため今回CESに参加した身として自身の所感含めた感想を記していこうと思います。
“CES” の名前は聞いたことがあるが詳細を知らずどのようなものか気になる方・CESに参加したことがある方、またCESを初めて知る方どなたでも、タイトルを見てアンテナが少しでも動いた方は是非読んでいただければと思います。
CESについて
まず基本情報として、CES (Consumer Electronics Show)とは、前述したように世界最大級のテック系イベントで、毎年年始の4日間ラスベガスにて開催されます。まさに世界の最先端、更に未来までもが垣間見えるような場所です。また、年の初めに行われるということもあり、その年のテクノロジーのトレンドや見所をいち早くキャッチできる場所でもあります。
そんなCES、今年のCES2025の規模感はこちら。
・参加者:141,000人
・4,500を超える出展
・6,000超えのメディアやコンテンツクリエイターの参加
(参考:CES CES 2025 by the Numbers, 参照日 2025/1/24)
また面積について、CESでは会場が複数会場に跨っており、その間をモノレースやバス、車で移動する規模感です。
筆者、その総面積を東京ドームと比較してみました。
東京ドーム面積:46,755 m²
CESトータル面積:232,258 m² (≒ 2,500,000平方フィート)
→およそ5倍の面積
(参考:東京ドームシティ 東京ドームについて, 参照日 2025/2/3)
(参考:CES Maps and Locations, 参照日 2025/2/3)
さすが世界最大級というだけあり、規模が桁違いですね。
またこのCESは、広大な範囲にわたるフロア展示のみならず、Keynote(基調講演)といったイベントも見どころの一つです。
今回は、筆者のCES2025の感想として下記トピックを取り上げようと思います。
・CESで自身が気になったブース
・DELTA航空、SphereでのKeynote
・今年の大阪万博のマスコット- ミャクミャク様ラスベガス降臨
・最後に自身がCES2025全体で印象的だったこと
CESで自身が気になったブース- LG
韓国に本社を置くLG。今回はLVCCのCentralの真正面にブースを構え存在感を放っていました。
Central入ってすぐのLGの半円スクリーンには誰もが目を惹かれ、多くの人がカメラを構えていました(私もその1人)。
CES2025ではLife’s Good. 24/7 をテーマに、朝起きてから寝るまでの1日の生活の流れが展示されており、AIで生活をより良く、が表現されていました。
AIが普通となってきたような今現在ですが、今回LGはArtificial Intelligenceでは無く、”Affectionate Intelligence”と謳っており、 “Less artificial. More human”(Youtube)を掲げています。
AIをロボットでは無く人間にもっと馴染み深い存在であると位置付けており、このLGの “AI”を受け筆者は、いよいよ本格的にAIとの「共存」がよりリアリティを持つものに、よりボーダーレスになってきたのだと感じています。また、その感心と共に少しの恐怖がせめぎ合う感覚も覚えます。AIとは常に非常に興味深いトピックです。
(参考:CES Approaching AI with Empathy: CES 2025, 参照日 2025年1月30日)
(参考:LG Global Less artificial. More human | Life’s Good l LG, 参照日 2025年1月30日)
DELTA航空、SphereでのKeynote
次に、皆さんが海外に渡る際のパートナーの一員、DELTA。DELTAはDELTA100周年を祝い今回のCES2025においてCES史上初、SphereでのKeynoteを行いました。Keynoteとは日本語で基調講演という意味で、そのイベントのキーポイントや方向性を示す大きなオーディエンスに向けたスピーチのことです。
またSphereとはラスベガスにある球体型のライブパフォーマンス会場です。ラスベガスの街並みに異様な存在感を放つSphere。2023年に完成したばかりですが、それ以降にラスベガスに来られた方は必ず目にし、印象に残ること間違いなしな存在となっています。(ラスベガスに訪れる際には是非注目です。)
筆者として、いつも外側から見ているSphereが今回のCESにて初めて利用されたとの事で気になり挙げたトピックでした。
(参考:CES Delta Keynote Experience, 参照日 2025/1/30)
今年の大阪万博のマスコット- ミャクミャク様ラスベガス降臨
そして今回、上記のLGブースのあるLVCC (Las Vegas Convention Center)とは別の会場であるVenetian Expoにて、あの大阪万博のマスコット- ミャクミャク様が降臨していました。
ミャクミャク様が降り立ったのはスタートアップが集まるEureka ParkのJapanTechのブース。こちらは日本の最新テクノロジーを世界に飛び立つサポートをする取り組みであり、今回も多くのテクノロジーがはるばる日本から来ていました。ミャクミャク様は今回、今年度開催される大阪万博のPRのために日本から “出張” してきたようです。ラスベガスにてお目にかかれて良かったです。
(参考:EXPO 2025 大阪・関西万博, 参照日 2025/2/10)
(参考:Japan Tech Project, 参照日 2025/1/30 )
筆者の全体の感想
最後に今回の筆者のCES2025の感想として大きくあるのは、韓国の勢いが感じられた、です。参加した企業の数も、開催国アメリカ-1,509、中国-1,339に引き続き韓国-1,031の順に多い結果となっており、筆者自身の感覚のみならず数字で見ても勢いがあるのがわかります。これは筆者の主観にはなりますが、会場にて韓国からの人々、特に若い世代の人々が多かったのが印象的でした。
(参考:The Korea Times Record number of Korean companies to participate in CES 2025, 参照日 2025/1/30)
終わりに
毎年年の初めに開催されるテック系最大級の祭典CES。今回は筆者の感想としていくつかトピックを取り上げましたがいかがでしたでしょうか。
日本から海外に目を向けているビジネスパーソンにとっては見逃せない世界的イベントであると思います。
本稿にて、未来が垣間見える世界的イベント- CESについて少しでもお伝えできていれば幸いです。
また今回のCES2025を通し、日本の製品がこのようなアメリカの展示会において世界に発信されていくのを目の当たりにし、日本の未来に片足を突っ込んでいるような感覚を覚えました。それと同時に、海外進出の際には製品の良さのみならず、その良い製品をいかにして売り込むかのマーケティングが非常に難しいところであり、キーポイントだと感じます。
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